第85回京都大会 試合に敗れた後、最後のミーティングをする米川監督と北嵯峨ナイン

平山投手に涙はない。3年間精一杯のことはやりましたからと笑顔で話す。その平山投手の目が真っ赤になったのは、米川監督の最後のミーティングが始まった時だ。
無言で選手たちの顔を見つめる米川監督。米川監督を見つめ返す選手たちの頬に涙が伝う。長い沈黙の時間が流れ、ゆっくりと小さな声で米川監督が話し始めた。
何を話しているのかは聞かなかった。この話は他人が聞くべき話ではないからだ。それに、もし聞いたとしても話の本当の意味は、僕には理解できないだろう。
それは米川監督と彼らだけにしか分からない会話。3年間同じ時間を過ごしてきた者にしか分からない会話なのだ。(野球観戦日記から)